山田容三先生

そして、研究を実際に活かし、地域社会に活かすのが、この愛大農学部の森林資源学コースです。


 

■どんな学生さんに選択してほしいですか?

森林とか木材とかに興味のある方、あるいは自然に興味がある方は、どんどんウェルカムって感じですね(笑)。

 

■学生さんとの思い出を聞かせてください

私が受け持っている実習の話を。12月に間伐実習といって、木を切る実習があります。
演習林に3日間ずつ泊り込みを3週間行ないます。
まずは、どれだけ木があるのかを調べて、どの木を伐るのかを決めて、実際に伐ります。
枝を外して、3mの長さの丸太にし、道路まで人力で運び出します。

伐る木は自分たちに選んでもらいます。木は沢山植わっていると、だんだん暗くなって森林の成長が悪くなるので、適当に間引いてあげなければいけないんです。
その間引く量をどの位にしたらいいのかを相談しながら決めます。

しかも、地形が険しい。30度や40度くらいの急斜面です。
そこで、チェーンソーを使って学生が木を伐るんですよ。
私も初めは驚きましたね。こんなところで素人が木を伐ったら、ケガするのではないかと大変心配しましたが、誰一人ケガもなく作業をしています。

愛媛大学の森林資源学コースを選ぶ学生はタフだなぁと感心しました。
女の子も率先して頑張ってくれますよ(笑)。