地域環境工学コースとは

nousongazou
気候変動や自然災害などによる農村の環境問題は、食料生産の基盤のみならず生活環境にも影響を与えます。地域環境工学コースでは、

1.土・水・大気に関する科学的な観測方法
2.農業生産や生活環境を改善する科学技術
3.環境問題に関する課題解決方法

を学びます。
そして、基盤整備をはじめとして、食料生産や環境問題に関する課題を自ら考え行動することができる人材を育成します。

本コースでは次の資格を取得することが出来ます。

  • 技術士補:農業土木プログラム(JABEE認定プログラム)を修了し,技術士会に登録
    することで取得
  • 測量士補:農業土木プログラム(JABEE認定プログラム)を修了の場合
  • 高等学校教諭一種免許状(農業)
  • 学芸員

教育分野紹介

地域防災学
地すべり、斜面崩壊などの自然災害から農村の生活・生産の場を保全するための方策を考え、それらに必要な各種構造物の安全かつ最適な設計施工法について教育研究を行う。

施設基盤学
水資源を、恒常的に確保し供給するための水利施設の構造設計、施工、維持、管理方法、さらには、農村地域の基盤設備に係わる地盤工学的諸問題に対して研究教育を行う。

水資源システム工学
流域環境と生態系保全に配慮した「水資源」の開発と河川・水路・ため池などの水域における最適な「水環境」の創造について教育研究を行う。

地域水文気象学
降雨・流出・蒸発散・地下水などの水文・気象現象を対象とした研究を軸に、地域の環境と調和した水利用と水環境の保全に関する研究を行う。

地域環境整備学
農地などの土地資源や農村地域の水環境を、持続可能で適切な状態に保全・創造することを目的とし、農村工学的環境整備の技術や手法に関する教育研究を行う。

地域計画情報学
計画論に基づく地域振興・整備のための、画像データなどの解析・処理手法の開発と、これを応用した農村景観の評価・形成、土地分球、土地利用計画。