鍋嶋絵里先生

 

■受験生のみなさんへ言葉をお願いします。

私は環境を考えるんだったら森林だと思っています。森林の多様性、生き物の多様性、生き物同士の繋がりっていうのは、今までに学んできた事を越える「何か」があると思うので、是非そういうのを森林を通して知ってもらいたいなと思います。

 

■今在学中の学生さんに一言お願いします。

就職を前にして年々焦る気持ちがあると思うんですが、今しかできないことがいっぱいあるので今を一番大事にしてほしいと思います。

 

■先生が今後、このコースや授業で注目してほしいところや目標を教えてください

森林や林学というのが、今、大学の中でも縮小される傾向があるんです。でもやっぱり、日本は山が多くて森林が多くて森林がないと困ることがいっぱいあると思うんです。
そのことをもっと知ってもらうために、林学・森林・森林学というのをキチンと私たちもアピールしていく必要があると思います。
森林が無いと空気も水も気象も影響を受けるし、生き物の多様性の多くも森林が担っていて、そういう意味で、「普段感じないけど実はすごく大事な場所」というのが森林だと思っています。そのことをもうちょっと私たちもコースからも、知っていってもらう努力をしていかなきゃいけないと思いますね。

あとは、多様性ですね。持続可能性。森林の中って生き物同士が繋がっていて素晴らしいと思います。それは決して人間には作れないシステムなので、注目してほしいです。