大上博基先生

 

■実習について教えてください

ここでは現地実習のお話をしましょう。

まず一回生の後学期に、コースの概論を現地で体験する実習が1日かけて実施されます。

二回生から三回生になる前の春休みには、大体一泊二日の実習があり、地域環境工学に関する現場を見学します。この実習では、二回生の授業である程度の専門基礎を学んでいますから
「あ!こういう所に活かされているんだ!」
というような声が実習現場で聞かれます。

最後に三回生の夏季休暇中に、インターンシップの形で、関連企業や国・県などの公共事業所で2週間程度の現地実習を行います。
それまでに講義や実験・実習で身に付けた知識と技術をフルに使って、現場技術者のたまごとして仕事をしてくるのです。

 

■受験生のみなさんへ言葉をお願いします。

農学部と言えば、まず食料生産です。

その一方で農業は、自然と共生し、2次的自然を創出し、環境を守っています。
水を使い、土を診て、環境を守る。
さらに農業・農村は、伝統や社会的な仕組みと文化を作ってきました。

自然と生き物が好きで、環境に関わることに興味があれば、是非農学部生物環境学科に来てください。

食料を作りながら生きていくためには水も土も必要です。その一方で環境を守っているというのは,素晴らしいことではないでしょうか.水・土・環境をテーマとするこのコースには、生きていく中で興味深い事柄が沢山ありますから!